2007/09/05 18:14:16
18年間、太鼓をやってきて未だにステージ前、曲をたたく前には
プレッシャーを感じます。
初ステージの時のプレッシャーは
『間違うたらどうしよ・・・』ってそんなプレッシャーでした。
今は、
ちがう自分になれるかどうか、そんなプレッシャー。
『いつもどおりのプレーが出来れば勝てると思います』とは
プロスポーツ選手の言葉。
もちろんプロ和太鼓奏者ではないんじゃけど、
いつもどおりの、普段の自分が太鼓たたいとっても、
見てる人は何も感激してくれんのじゃないかと思うんです。
知り合いにも、そうでない人にも、
『あ、あの人かっこいい!』って思ってもらいたいじゃん?
そのためにも
『ヘンシ~ン!』せんとね。
太鼓をめっちゃカッコよくたたく自分をイメージします。
それはそれはもう、最高の自分を・・・
そしたら自然とプレッシャーも感じてきます。
イメージ通りたたこうと思えば思うほど、ね。
普段の稽古のときでも、桴を構える前に息を吸って、止めて、、、
一瞬ですがそんな自分に変身する時間をとりたいと思ってます。
最近の若者(わしもわかもんじゃぁい!)に
『緊張した?』と聞くとほとんど
『いいえ、全然、、、』なんて言葉が返ってきます。
余計な緊張で失敗してしまうよりはええんじゃろうけど、
やはり人前で何かを表現する、ということは、
そういう大胆さのほかに、
プレッシャーを抱きつつ、その張り詰めた空気の中で、
息を止めて、もつれた糸をほぐすような繊細さも、
必要なんではないか、と。
プレッシャーを楽しめるようなって、はじめて本物・・・
とは、かの長嶋茂雄さん。。。
PR