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 県北、美土里町というところにある、
『神楽門前湯治村』へ行ってきました。
日帰り入浴、宿泊と神楽ドームがあり、
土日には神楽の公演が行われています。

何度か伺ったことはあるのですが日曜日は初めて。
時間帯が合わず神楽を見ることはできなかったのですが、
ドームの外に小気味良いお囃子のリズムが聞こえていました。

舞の良し悪しはあまりわかりませんが、
お囃子のそれは何となく解ります。
独特の打ち方の太鼓とチャッパのリズム…
これと言って旋律があるわけではないのですが、
舞を盛り上げる神楽笛のノリ。

その昔、、、
須佐之男命の乱暴ぶりに業を煮やし天岩戸に隠れた天照大神を何とか誘い出そうと、
天思金神を中心に神様会議が開かれます。
作戦通り岩戸の前で太鼓に手拍子、笛の音に合わせて
天宇受売命が乳房も露わに狂い踊ります。
その姿がおかしくて八百万の神々が大笑い。
『このわたくしが怒り隠れているのに何で皆はこんなに楽しそうなのよ?一体なんなのよ?』
と岩戸をそ~と開けて覗いたところを、
隠れていた天手力男命が岩戸を『エイャッ!』と放り投げ天照を引っ張り出してしまいます。
(神様の名前は古事記表記)

・・・いわゆる天岩戸神話ってやつですが、
この時の岩戸の前でのお囃子と舞踊りが神楽の起源とされています。
ちなみに『能』も起源は同じなんだそうですね。

神楽笛が売っていました。
唄物の八本調子よりもやや細め。
六穴。
吹きはしませんがちょっと構えてみたりしたところを売り場のおじさんに、
『お!笛吹かれてるんですね?』とズバリ。
手拍子も売っていました。
手当鉦と書かれていましたがおじさんによると、
『チャンチキ』と呼んでいるそうです。
黒く塗装されていましたが真鍮ではなく鋼なんだそうです。
そういえばここ中国山地は多々良の里。
さすがに打ってみることはできませんでしたが興味津々。

お風呂に入ると今、神楽を見てきた方が神楽&神話談義。
神話好きのたかっちさんとしては突っ込みどころ満載でしたが・・・
(^。^;)
二十数年前、長野県 戸隠神社に詣でたことがあります。
上、中、下社ももちろんですが、
第一目的は『日之御子社』。
日本で唯一(おそらく)天宇受売命を主祭神として祀る社です。
音楽やダンスで極めたい方が訪れる神社ということでいろいろ期待していたのですが、
まぁ・・・ちょっと忘れ去られた感じの…寂れた感満杯の…
お社でした。

もう一つおまけに豆知識。
『楽』という字。
これは神楽鈴(三番叟鈴、五十鈴)が台に刺して置いてある形を表した文字。
神様を楽しませる・・・ことから『楽しむ』と読むようになったのだそうです。

いやぁ・・・何年かぶりにたかっち神話ノートを引っ張り出してしまいました。

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たかっち。
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1964/07/14
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パーマ屋さん。
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自己紹介:
カットが出来る、太鼓打ち!!