TV、新聞、雑誌・・・もう同じことばかりで見るのが嫌になてしまう…
と、
言われる方がいらっしゃいます。
確かに、
メディアの振りかざす見せかけのなんちゃって正義には嫌気がさしますが。
何万人という方が被災され、
何万という違う現実がそこにあり、
何万という哀しみと、失望、苦しみ…そして希望があるのだと、
その現実に目をそらさずまっすぐに見据えていくことが大事だと思うのです。
潮を被った桜が花を咲かせた…
そんな小さな出来事を知る必要があると思うのです。
名前も解らないままナンバーだけをつけられ、
一人きりで、
見ず知らずの自衛隊の方にに見守られ、
埋葬されていかれる方が何千人といらっしゃることを、
知る必要があると。

ステージで、
『祈り』に込めた思いを少し話そうと思ったのですが…
声が震えて何も言えませんでした。
だからこその太鼓なのだと、
だからこそジブンは太鼓に思いを乗せるのだと思いました。
ジブンの思いを誰かに届け共有したい・・・
それは誰かの思いを受け止め共有させてもらうことだと、
それができる人でないといけないと思いました。

『祈り』
今日のビデオを見ました。
正直、まだまだです。
さっちゃんが、
「お祭りだけど、祈りも必要だと思います。

　覚えて祈りながら打てるように、、、がんばります。」
と言ってくれました。
いろんなステージの依頼が来ています。
作曲者のわがままかもしれませんが、
祈りを込めて、
思いを乗せて、
いろんなステージでしばらく、
打っていきたい・・・と思いました。

[2回]